VOLVO V50 2.4i 2006 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Comtek DV-2200 | 自作取付ブラケット | 取り付け作業中/作業完了後 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
家庭用のVHS一体型DVDプレーヤーが壊れた。VHSの方はなんともないのだが、DVDディスクを全く認識しなくなってしまった。このDVDプレーヤーは息子によりかなり酷使されていたが、それにしても購入してたった1年半で壊れるとは情けない。筆者は、家電品を買うときは少々割高でも結局は長く使えるパナソニック製を選ぶことにしているが、このDVDプレイヤーは急に必要になったこともあり、入手しやすかったS社製にしたところ、やはり無償修理期間が過ぎた途端に壊れてしまった。 パナソニック製の代替品を探したところ、気に入った機種の納期は2ヶ月程かかるという。ここで、また入手しやすい他メーカー製にしてはアホである。じっと納期を待つのが吉であるが、その間家でDVDを見られなくなる。そのとき、ふとクルマにDVDプレーヤーをつけようと考えていたことを思い出した。そこで浮かんだアイデアは、納期の早い車載用のDVDプレーヤーを入手し、それをパナソニック製の家庭用DVDプレーヤーが納品されるまで家で使い、その後クルマに取り付ける。そうすれば、家でDVDが見られなくなる期間は短くなり、クルマにDVDプレーヤーをつけた後は息子が喜ぶ。 そこで、いくつかの車載用DVDプレーヤーを比較検討してみた。グローブボックス内に設置することを前提として、薄型のものを探したところ、Comtek社製DV-2200がよさそうなことがわかった。このモデルは厚さがたったの22mmで、これなら今現在グローブボックス内に収まっている書類と共存できそうである。しかもメディアの出し入れはスロットイン方式なので、前さえふさがなければグローブボックス内のどこに取り付けてもよい。早速このDV-2200を某オークションで落札してみた。 落札後数日して送られてきたDV-2200を、早速12V電源につないで動作確認してみたところ、なんとDVDの読み取りに問題が見つかった。具体的には、DVDの再生時に頻繁に画面が乱れたり再生が途切れたりする。DVD-Rディスクに至っては認識すらしない。そこで、購入した店に交換を打診してみたところ、気持ちよく応じてくれた。不良品を送り返した後、再び送られてきた代替品には全く問題がなかった。この出来事は、中国製工業製品は入手したら直ちに動作確認を行う必要があることを再認識させてくれた。 その後、しばらく家の中で使用していた車載用DVDプレーヤーDV-2200だが、パナソニック製の家庭用DVDプレーヤーが納品されたので、本来の車載用として活躍してもらうべくクルマに取り付けることした。グローブボックス内の書類の上部には適当な空間があるので、DV-2200はグローブボックス内の上面にブラケットを使って固定することにした。ただしブラケット自体は製品に付属していないので、アルミ合金製アングル材を利用して製作したが、そのブラケットをDV-2200に固定するとき問題が発生した。DV-2200の説明書には、ブラケットは本体側面の取り付け穴に、M3のビスで固定するように指示されているにもかかわらず、なんとその穴にネジが切られていない。おそらく中国製ゆえの手抜き製造だろう。それはいいとして、実際問題ブラケットを固定するにはタッピングビスを使うか、自分でネジを切る必要がある。M3のタッピングビスの手持ちがなかったので自分でネジを切ることにしたが、タップを立てるにはDV-2200本体をバラす必要があった。全バラにタップ立てと、DIY的難易度はそれなりに高い。無事にタップ立てを終え、4個のブラケットをM3(5mm長)ビスで固定した。グローブボックスをクルマから外し、上面にドリルで穴を開け、ブラケットをビスで留めてDV-2200本体を固定した。電源をアクセサリーから取り、映像・音声端子をカーナビのAV入力端子に接続した。カーナビでAV入力を「する」に設定してメディアの再生テストを行い、絵と音に問題がないことを確認して取り付けを完了した。 今のところDVDの再生に問題はない。走行時の振動で画像や音声が乱れることもないが、DVDディスク記録面の汚れには少々敏感である。カーナビのモニターを共有しているので、当然のことながら、ある時点ではひとつの映像ソースしか見られない。映像ソースの優先順位はリアビューカメラが一番高く、リバースギア選択時には他のどのソースを表示していても、リアビューカメラの映像に切り替わる。その次の優先順位はカーナビゲーションであり、TV映像またはDVD映像の表示中にカーナビゲーションの案内が発生したときには、自動的にカーナビの画面に切り替わる。ただし、時々切り替わらないことがあり、その規則性がイマイチ謎である。ともあれ、中断されずDVDをに楽しむためには、後席に専用のモニターが欲しいところだが、先立つものもないのでとりあえずこれで納得することにした。 今までMDによるウルトラマンのテーマソングが鳴りっぱなしのクルマだったが、これからはウルトラマンのDVD映像が流れっぱなしのクルマになりそうで、少し憂鬱ではある。 |
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ホイールセンターキャップ | 新旧比較 | センターキャップ取り外しツール | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ボルボカーズは旧来のアイアンマークをリニューアルし、新しいコーポレートアイデンティティー(CI)として2006年6月より採用した。今後発表されるモデルには、この新CIのデザインを使ったオーナメントやエンブレムが装備されるのであろう。現に2007年モデルのV50のアルミホイールには、この新CIのデザインのセンターキャップが標準装備される。また既にこのセンターキャップはパーツ単体(1セット4個6K税抜)で国内のボルボディーラーより供給されている。足元の軽いオシャレとして、このセンターキャップを装備してみるのも悪くない。というワケで、VACのFOX氏の呼びかけにより、この新しいセンターキャップを共同で輸入することになり、筆者も便乗させていただいて1セット(4コ)購入した。購入価格は、国内のボルボディーラーで購入するよりはかなり割安であった。だから輸入はオイシイ。 届いた箱の外側には6ヶ国語で品名が書かれている。筆者が唯一理解できる英語では「Wheel cap, with iron mark.」と味気なく書かれていた。パーツナンバーは「30671515」、「Made in Spain」の表記も見える。箱を開けると一個ずつ包装されたセンターキャップが4個入っている。センターキャップの作りや質感は良い。バックグラウンド色はグレー(もう少し明るめでもよい気はする)で、その前面に新CIの立体的なアイアンマークのレリーフがあり、それら全体が透明な樹脂に封入されている。「VOLVO」ロゴのまわりは新CI同様ブルーに着色されており、なかなか色気のあるセンターキャップである。 センターキャップの交換作業はまず旧センターキャップをホイールから取り外し、新センターキャップを取り付けるという順序になる。 新センターキャップの取り付けは、ホイールのセンター穴に手で押し込めばよいのだが、問題はどうやって旧センターキャップをホイールから取り外すかである。センターキャップはホイールのセンター穴に嵌っているだけで、ネジ等で留めてあるわけではない。筆者は当初ホイールを車体から取り外し、センターキャップを裏から棒のような物で押して取り外すものだとばかり思っていたところ、FOX氏から吸盤を使えばよいことを教わった。ホイールは車体に付けたまま、センターキャップに吸盤を吸い付かせ、手前に引っ張るだけだという。机の引出しを開けてみたところ、何故か黒い吸盤がひとつあった。これに紐を通して引き手を作り、「センターキャップ取り外しツール」を作ってみた。 早速このツールを使って旧センターキャップを外してみたところ、一個あたりの作業時間は5秒といったところで、このアイデアの素晴らしさを思い知ることになった。センターキャップ交換のためにホイールを外していたら、途方もない時間とエネルギーを使ってしまったに違いない。持つべきものは友である。旧センターキャップを外した穴に新センターキャップを手で押し込んで取り付けは完了である。4箇所分の作業は文字どおりあっという間に完了した。ホイールに取り付けた新センターキャップは、ブルーとクロームの配色が主張しすぎず、ホイール全体として上品な雰囲気を出している。黒を基調とした旧センターキャップのわかりやすい感じとはかなり違う。旧センターキャプを見慣れた目には、少々線の細い感じもするが、これは追々見慣れてくるのであろう。 |
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セルスター パワーインバーターミニ | ラゲッジルームでバッテリー充電中 |
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とある日曜日、急にクルマで水族館に出かけることになった。折角のお出かけなのでデジカメで息子の写真をたくさん撮りたいのだが、予定外のお出かけゆえ、愛機αスイートデジタルのバッテリー(リチウムイオン充電池)が充電されていない。リチウムイオン充電池は満充電状態で保管すると劣化が激しいらしく、筆者はデジカメをを使わないときにはバッテリーをほぼ放電状態にしているのである。PENTAXの*ist系のように乾電池を電源として使えればよいのだが、このデジカメは専用バッテリーしか使えない。しかも、そのバッテリーを満充電状態にするには約4時間もかかる。出発を遅らせて4時間もバッテリーが充電されるのを待っていたら、そのうちに出かける気が失せるに違いない。 しかし、突然のお出かけの際には、何も自宅でバッテリーの充電完了を待たなくとも、クルマで目的地まで移動する時間を使って車内でバッテリーを充電すればよい。つまり、車載用のDC-ACインバーターにバッテリーチャージャーをつなぎ、車内でバッテリーを充電するのである。V50にはラゲッジルーム内にシガーライターソケットがあり、DC-ACインバーターとバッテリーチャージャーはラゲッジルームに置いておけるので、居住空間を犠牲にしなくて済む。早速DC12VをAC100Vに変換するインバーター製品を調べてみたところ、最大出力が小さいもので20Wから大きいものでは3000W以上のものまであることがわかった。バッテリーチャージャーの最大消費電力は20W程度である。他に筆者が車内で使うかもしれない家電品としてはノートパソコンぐらいであろうか。手持ちのノートパソコンのACアダプターの最大出力を調べると80W程度だったので、最大出力が100W~200W程度のインバーターを入手すればよい。 という経緯でセルスター工業社製の「パワーインバーター ミニ HG-150/12V」という製品を約3Kで購入した。この製品は最大出力が150W(定格120W)で、DC12Vはシガーライターソケットから入力する。シガーライタープラグとインバーター本体は別体式でケーブルによってつながれている。シガーライタープラグ一体式の小型インバーターもあるのだが、最大出力が100W程度のものではそれなりに重量があり、クルマ側のシガーライターソケットに(物理的な)負担がかかりそうなので、今回は別体式を選択した。安価な製品ゆえ、AC100Vの出力波形は矩形波で、商用電源のような正弦波ではないが、手持ちのバッテリーチャージャーは問題なく使えている。 わずか3Kの投資で急なお出かけでもデジカメやビデオカメラを活用できるようになった。なかなか良い買い物をしたと思う。 |
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エアフィルターとサービスキット | 新旧エレメント | 装着状態とステッカー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
吸気チューンの定番、K&Nのハイフローエアフィルターを装着した。入手したのは純正交換タイプという、エアフィルターエレメントのみを純正部品と交換するものである。このエレメントの外枠の大きさは純正と同じだが、厚みは1/3程度しかなく、吸気抵抗は見るからに小さそうである。以前ナップス足立店(バイク用品店)でK&Nエアフィルターのデモを見たことがあるが、それによれば、実際このエアフィルターの吸気抵抗は純正品のそれと比べてカナリ小さかった。エアをろ過するフィルター部分は、乾式の純正とは違いオイルがしみこませてある。純正のエレメントは汚れたら交換するしかないのだが、K&Nのエアフィルターは専用のメンテナンスキット(洗浄剤+オイル)を使うことにより再利用することができる。 エレメントの交換は、めずらしくプラスネジ(V50はほとんどがトルクスネジ)で固定してあるエアフィルターボックスを取り外し、内部のエレメントをK&N製のものに取り替えるだけである。V50のエアフィルターボックスはエンジンルーム内のフロント側にあり、アクセスはし易いので作業は10分程度で完了する。エレメント交換後は、再利用できるこのエレメントを工場のメカニックが誤って捨ててしまわないように、英語で「DO NOT DISCARD」(=すてるな)と書かれたステッカーをエアフィルターボックス付近にに貼っておく。しかしながら、普通クルマのメカニックであればエレメントを見ればK&N製であることはわかるはずで、このステッカーは注意書きというよりも、ステッカーチューンの類であろう。聞くところによると、このステッカーを貼るだけで0.05馬力程度の出力向上が見込めるらしい(?)。 エアーフィルター交換後早速試乗してみたところ、劇的なパフォーマンスの変化はないようだが、低回転域でアクセルを大きく踏み込んだとき、吸入音が幾分勇ましくなったように感じた。4000rpm以上の比較的高回転域ではスロットルレスポンスが多少よくなった感じがするが、筆者の感性が鈍いせいもあり、トルクやパワーが特に向上したような感じは受けなかった。ただ、巷でよくいわれる、エンジン警告灯が点灯するなどのネガも、いまのところ出ていないのは救いである。K&Nに交換する直前に、純正のエレメントで注意深く試乗しておけば違いが明確になったのかもしれないが、一週間クルマに乗らないで週末の朝にK&Nに交換したものだから、違いがよくわからなかったのかもしれない。ちょっともったいない気もする。 メンテナンスキットに付属していたマニュアルには、K&Nエアフィルターはエンジンオイル交換ごとにエレメントをチェックし、少なくとも一年に一度はメンテナンスを行う必要があると書かれている。純正エアエレメントは三年毎に交換すると指定されているので、それに比べるとK&Nエアフィルターはメンテナンスの手間がかかることになる。吸気抵抗を減らすために、空気をろ過するエレメントの網目を大きくし、オイルによってゴミやホコリをを捕捉しているのであるから、メンテナンスのインターバルが純正エアフィルターに比べて短くなることは致し方ないのではあろう。しかし、クルマは故障なく走ればよいという一般的なオーナーにとっては、K&Nに換えて劇的なパフォーマンス向上がないのであれば、あえて頻繁なメンテナンスが必要なものに交換するメリットはあまりないような気はする。ただし、筆者のようにイジること自体が目的になってしまっているものにとってはその限りではなく、換えたメリットは十分にある(と信じたい)。 |
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純正ウィングタイプベースキャリア | THULE サイクルキャリア |
自転車搭載状態 |
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自作オフセットアタッチメント | 自作風切音防止パーツ | 付属ゴム製モールディング | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自作T-Track Adapter Kit | T-Track Adapter Kit取り付け状態 | サイクルキャリア取り付け状態 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
都内にはサイクリングコースを備えた大きな公園がいくつかある。クローズドなサイクリングコースでは、歩行者や他の自転車に気をつければ、比較的安全にサイクリングを楽しむことができる。息子は昨年9月、一週間の猛特訓の結果、補助輪なしの自転車に乗れるようになった。それ以来、時々サイクリングコースのある公園へ出かけて息子とサイクリングを楽むことができるようになった。それらの公園のうち、自宅から片道約5Kmの距離にある砧(きぬた)公園へは、自走で出かけることが多い。この国の混合交通環境を学ぶには良い機会ではあるのだが、5歳児にとって自転車での5Kmはかなりの冒険である。それに、そもそも安全に自転車を楽しむためにサイクリングコースへ行くのであるのに、そこへたどりつくのに大きな危険を冒すのは、考えてみればおかしな話である。 砧公園の次に自宅に近い駒沢公園は、砧公園の倍以上遠く、幼児に自走では酷なのでクルマに自転車を積んで出かけることになる。V50はリアシートを倒してラゲッジルームを広げると、筆者と息子の自転車(2台)を積むことができる。しかし自転車を車内に積むと、内装の汚れや傷みをある程度は覚悟しなくてはならないし、リアシートには人が座れなくなるのでカミさんは家で留守番することになってしまう。さらに、クルマで旅行やキャンプに出かける際に自転車を持っていく場合には、荷物を車内に積むとすれば自転車は車外に積む必要がある。そこで、車内を汚さずに自転車を安全に目的地まで運ぶために、サイクルキャリアを導入する事にした。タイムリーにVOLVOのオーナーズキャンペーンがあり、以前からカッコイイと思っていたウィングタイプのV50専用ロードキャリア(ベースキャリア)が20%オフで入手できることがわかり、コレはチャンスとばかりに後先考えず購入した。 ベースキャリアの他に、肝心のサイクルキャリアを調達しなければならない。筆者の自転車はブリジストンサイクル社製のナンチャッテMTB(いわゆるパパチャリ)なのだが、一丁前にフルサス(前後輪にサスペンションが付いている)であり、ダウンチューブの下側にリアサスペンションのショックアブソーバーが付いている変り種である。このためダウンチューブを保持するタイプのサイクルキャリアは使用できない。フロントホイールを外してフロントフォークを固定するタイプのサイクルキャリアにする必要があるが、残念ながらそのタイプのVOLVO純正サイクルキャリアは今回キャンペーン価格にはなっていなかったので、普通にカー用品店などで手に入るサイクルキャリアを調達することにした。購入したVOLVO純正ベースキャリアは、THULE社のOEM製品なので、サイクルキャリアもTHULE社製であれば間違いなかろうということで、「VELO VISE 511」という製品を2台、激安価格で有名な平野タイヤ商会の通販で購入した。1台8.6K(送料別)であった。 注文したサイクルキャリアが到着したので早速取り付けを行ってみた。ところが、VOLVO純正のウィングタイプのベースキャリアは、一般に市販されているTHULEのベースキャリア(スチール/アルミ)に比べて前後幅が広く、調達したサイクルキャリアとは接触面の形状が合わない。これはサイクルキャリア側の樹脂パーツをヤスリで大きく削り落とす加工を施して対処した。さらにウィングタイプのベースキャリアは前から見るとアーチ状になっているので、普通にサイクルキャリアを付けると外側に傾いてしまう。これは数種類のゴム板をサイクルキャリアとベースキャリアの接触面に挟み込むことで対処した。なんとか取り付けたサイクルキャリアに自転車を搭載してテスト走行してみたところ、荒れた路面や交差点などで自転車が左右に大きく揺れることがわかった。自転車の揺れ幅は目測で最大約10cm(サドル部)にもなり、このままではサイクルキャリアとベースキャリアを接合しているボルト(M6)が金属疲労により折れてしまう。これはタイダウンベルトで自転車を左右から引っ張って揺れを止める事にした。自転車の積み下ろし時に余計に時間はかかってしまうが、走行中に自転車を落としてしまうリスクを大幅に減らすことができると考えて、一種の保険として許容することにした。 まだ問題はあった。それは時速40Km/hを超えると「ピューピュー」と笛のような風切音が発生してしまうことである。入手したベースキャリアは、一般に市販されているTHULEのエアロアルミバー(ベースキャリア)と同様に上面にT-Trackと呼ばれる溝がある。この溝は四角ボルト(T-Bolt)をはめるための溝であり、サイクルキャリアやスキーキャリア等のアタッチメントはこの四角ボルトに固定する。この溝は四角ボルトの位置を左右に移動できるよう、ベースキャリアの横幅一杯に切られているのだが、ここに走行風が当たる事により笛のような風切音が発生してしまう。実はベースキャリアにはゴム製のモールディングが付属しており、アタッチメントをつけていないとき(ベースキャリア単体時)に、溝にモールディングをはめておけば風切音は発生しない。従ってアタッチメントを付けた状態でもモールディングをはめておけばよいのであるが、アタッチメントの取り付け部分を避けるためモールディングを切断する必要がある。しかし、一旦切断してしまえばベースキャリア単体時には複数の切断したモールディングをはめ込まねばならず厄介である。そこで、このモールディングをもう一式(前後で2本)取り寄せようと思いディーラーに値段を問い合わせたところ、何とこんなゴムのパーツが約8Kもすることことがわかり、バカらしくなって購入するのはやめた。思案の末、このモールディングの代わりに、棒状の塩ビ版とゴム板を使って溝にはめ込む風切音防止パーツを製作して取り付けてみたところ、うまく風切音をなくすことができた。材料費は約1.6Kであった。 さらに工夫が必要である。THULE製のサイクルキャリア「VELO VISE 511」は、2本のフロントフォーク間の距離(マウント部)が100mmの自転車にのみ対応しており、それより長くても短くてもフロントフォークを挟み込んで固定することができない。息子の自転車は当然ながら子供用であり、2本のフロントフォーク間の距離が、大人用のそれに比べて短く、約90mmしかない。つまりこのままではサイクルキャリアに搭載することができない。この問題は、マウント部をオフセットするためのアタッチメントを5mm厚のアルミ合金板で製作して対処した。このアタッチメントをフロントフォークに取り付ければ、2本のフロントフォーク間の距離(マウント部)がちょうど100mmになりサイクルキャリアに搭載可能となる。 自転車の積み下ろしはちょっと辛いものがある。息子の自転車は問題ないが、筆者の大人用のものはそれなりの重量があり、ルーフ上のサイクルキャリアへの積み下ろしは、腕の筋力の限界ギリギリといったところである。ちょっと気を抜くと、フロントフォーク下端をルーフにヒットしてしまいそうでコワイ。そう一日に何度も積み下ろしを行うこともないとは思うが、積み下ろしの際にはルーフに座布団を敷いてから行った方がよいかもしれない。また、積み下ろしには20cm以上の高さがある踏み台が必須である。ちょうど先月マフラーの取り付けのため購入したカーランプ(カースロープ)が役に立っている。ベースキャリアからの風切音は対策したが、一般道路ではサイクルキャリアや自転車からの風切音はほとんど聞こえないので助かった。高速道路はまだ未体験である。自転車を積んで新たに発見したことは、都会のファミレスの駐車場は高さ制限があるところが多いことであろうか。ブツけてルーフを変形させてしまうと高くつきそうなので気をつけたいと思う。 <2006/07/08追記>サイクルキャリアの取り付けを「みんカラ」にアップしたところ、いつもコメントをくださるvobvoさんから、ウィングタイプのベースキャリアに各種アタッチメントを取り付けるための、T-Track Adapter Kitなるものがあることを教えてもらった。インターネットで調査してみると、どうやらこれを使えばウィングタイプのベースキャリアでアタッチメントの水平を出せるらしいことがわかった。今回のサイクルキャリアの取り付けでは、サイクルキャリアとベースキャリアの間にゴム板を挟むことでサイクルキャリアの水平を出したのだが、この方法では間に挟まれたゴム板に自転車の重量がすべてがかかる事にになる。実際に荷重がかかるゴム板の面積は小指の先ほどしかなく、これでは狭い面積にストレスがかかりすぎるし、それゆえ横Gがかかったときの自転車の揺れも大きい。このままではサイクルキャリアの破損等のトラブルの原因になる可能性がある。そこで、5mm厚のアルミ板でT-Track Adapter Kitのような金具を自作してみた。これを使うとスクエアタイプのベースキャリアのように、横長の広い面積でサイクルキャリアを支えることができるので、上に載せた自転車の揺れも小さくなった。 <2006/07/22追記>高速走行時の風切音は、自転車を積載した場合に、約80km/hあたりから「ヒー」という風切音が発生し始める。しかし音質や音量は特に耳障りではなく、サンルーフのシェードを閉じれば十分に許容できる範囲である。さらに、音質や音量はぬえわkm/h程度までは大きな変化はなく、筆者の常用する速度域では特に問題ないことがわかった。 |
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T-5用リアマフラーとマフラカッタ | "高価な"パイプクランプ | カーランプ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ノーマルマフラーカット | パイプつなぎ合わせ部分 | 完成図 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
改造ネタを探してネットオークションを徘徊していたとき、V50のT-5用リアマフラー(=タイコ)が出品されているのを目にした。走行約2000Kmで取り外したモノに車外品のマフラーカッターまで付いて、開始価格の3Kのままオークション開始後数日経ってもまだ誰も入札していない。V50の整備マニュアルを調べてみたところ、リアマフラーの交換は現在付いているノーマルマフラーをリアサスペンションメンバー付近でカットして取り外し、新しいものと交換すればよいことがわかった。カットした部分をつなぐには、純正パーツのパイプクランプ(Part#
30738976)を使えばよく、溶接の必要はない。クルマの下に潜ってマフラーをカットするという荒業は必要だが、作業そのものは単純でDIY可能と判断した。コレをつければ2本出しのマフラーとなりカッコよくなることウケアイである。オークションの画像を念入りに見て、切断されたパイプがそれなりの長さであることを確認し入札したところ、運良く競合なしに落札することができた。 落札代金を振り込み、佐川急便の着払いでモノを送ってもらったところ、なんと送料が6Kもかかってしまいマフラー代より高かった。出品者は自宅からクルマで30分程度の距離だったので、自分で取りに行けばよかったと思った。次に純正パーツであるパイプクランプを調達するために、ディーラーに出向き事情を説明してこのパーツを取り寄せてもらった。二日後パーツが入荷したしたので取りにいくと、このパーツ代がなんと約14Kもして、これまたマフラー代より高かった。 材料が揃ったので、梅雨の晴れ間の週末に作業に取り掛かった。マフラーをカットするためには車両の下に潜らなければならない。最初は手持ちのウマ(リジットラック)で車両を上げて下に潜るつもりでいたのだが、タイヤを外さなくとも作業は可能であることがわかり、より安全なカーランプ(カースロープ)を新たに調達して使うことにした。カーランプに後輪を乗り上げて車両を上げ、地面に毛布を敷いて車両の下に寝転び、ステンレス用の金ノコで小一時間程度をかけてマフラーをカットした。ノーマルのリアマフラーを取り外し、代わりに今回落札したT-5用のリアマフラーを取り付ける。センターマフラー(センターパイプ)とリアマフラーは調達しておいた高価なパイプクランプを用いてつなぐ。リアバンパー下部のリアスポイラー(素地パーツ)をマフラーカッターの形状に合わせてカットして完成である。 2.4iのノーマルマフラーは排気口が下向きで、リアスポイラーもカットされていないので、のぞき込まない限りマフラーエンドは見えない。これはこれで知的でよいのだが、このT-5用のマフラーはピカピカ光る二本のマフラーカッターが見えてスポーティーな感じである。HEICO社製の楕円のマフラーカッターには及ばないが、リアビューはそれなりにカッコよくなった。また(カーランプを除く)総費用が約2.3Kであること考えると、コストパフォーマンスはそれほど悪くないのではないかと思う。 走りに特に変化はない。排気の抜けがよくなった分低速がなくなるかとも思っていたが、体感できるほどの変化はないようである。ただし、リアのグランドクリアランスは少なくなってしまったので、バックで縁石などに寄せる際には今までより気をつける必要がありそうである。 |
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