1400GTR Customization KAWASAKI 1400GTR 2008

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故障したLED LEDデイライトケース内部 LEDデイライト修理中
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修理後点灯テスト中 LEDデイライト復旧

実施日: 2024年11月16日
総走行距離: 101,147km

2日前の継続検査でヘッドライト検査に合格するためにはかなり光軸を上げる必要があった。この年式の1400GTRはヘッドライト検査をハイビームで行うが、検査に合格した光軸のままでロービームに切り替えると、Bi-LEDプロジェクターヘッドライトが中華製のせいか、カットオフラインが水平より上を向いてしまう。この状態では、信号待ちで前車のすぐ後ろに停車しているときはよいが、信号が青になり前車との車間距離が開くと、前車に映るカットオフラインが上がることになる。以前取り付けていたHIDプロジェクターヘッドライトでも継続検査後にはこのようになった。このままでは他車に迷惑をかけるので、前車との車間距離が開くとカットオフラインが下がるように、信号待ちでインパネの光軸調整ネジを回して光軸を下げる。信号待ちで前車に映るカットオフラインを見ながら光軸調整ネジを回していると、何かしら違和感を覚えた。

よく見るとその違和感の原因は左側のLEDデイライトだった。左側のLEDデイライトの3個のLEDのうち、内側の2個が点いたり消えたりしている。このLEDデイライトは2012年10月に自作してから12年も使い続けているもので、よくぞここまで頑張ってくれたというべきなのか、あるいは他のLEDがまだ普通に点灯しているので、その2個のLEDは根性がないというべきなのか。要するにこのままでは、公道上でウインカー以外の灯火を点滅させている違法なバイクになるのでよろしくない。このLEDデイライトを取り外すか、あるいは使い続けるのであれば修理する必要がある。

LEDデイライトの付いた左バックミラーを車体から取り外して部屋に持ち込み、LEDデイライトを12V電源で点灯させてみたところ、点灯直後は問題ないが30秒ほど経つと2個のLEDが点いたり消えたりすることがわかった。これはLEDの温度上昇で顕在化する故障であり、故障のあるLEDは交換するしかない。そこで同じ形式のLEDの手持ちがないか調べてみたところ、運良く2個見つかった。LEDデイライトから故障した2個のLEDを取り外し、その手持ちのLEDに交換した。念のため10分程度の点灯テストを行い問題がなかったので、左バックミラーを車体に戻し復旧した。


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継続検査費用 1灯式継続検査仕様 再入場2回
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ヘッドライト不合格2回 新しい車検証と検査標章 検査標章貼り付け

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ミシュラン ROAD 6 フロント ミシュラン ROAD 6 フロント ミシュラン ROAD 6 リア
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ミシュラン ROAD 6 リア タイヤ交換費用 転倒防止用木片

実施日: 2024/11/07
総走行距離: 101,056km

8回目(17年)の継続検査も近いので、前後タイヤを新しいものに交換しておくことにした。前回前後タイヤを交換したのは2019年12月だったので、交換インターバルは4年11ヶ月(14,804km)となる。これまで使ってきたブリジストンT31は、まだ5,000kmは走れそうなほど摩耗が少なく、プロファイルもほとんど崩れていなかった。T31の前に使っていたT30よりライフは更に長いと言える。スリップサインも出ていないので、継続検査的には問題はない。しかし装着から約5年も経過すればゴムの劣化も進んでいて、タイヤの溝の底に若干ひび割れが見られる。交換するにはよいタイミングである。余計な工賃を請求されないようにロングリアフェンダーリアハガーを取り外してバイクタイヤ屋に出向いた。

新しいタイヤはブリジストンT32にするつもりだったが、近所のSpeed☆starにアポなしで行ったところ、1400GTR後輪用の190/50ZR17(73W)は在庫しておらず取り寄せとのことだった。筆者的にはタイヤは四輪も含めブリジストン製がよいと思っているが、それほどコダワリのある人間ではないので、違うメーカーのタイヤを履いてみてもよい。そこで在庫があったミシュランの一番新しいツーリングタイヤであるROAD 6を選んでみた。1400GTRをピットに預けSpeed☆star Cafeでコーヒーを飲みながら待っていると、小一時間で作業は完了しメカニックが重たい1400GTRを押してSpeed☆star Cafeの前に届けてくれた。

コーヒー代を支払い、バイクはそのままにしてピットまで歩いて行き、タイヤ交換代金の65,100円(工賃込み・現金割引込み)を支払った。昨今の物価上昇で何でも高くなったが、バイクタイヤも決して例外ではない。およそ5年前にブリジストンT31に52,500円を支払ったときも高くなったと感じたが、今回は更に物価上昇を実感することになった。バイクに戻り帰途に就く。ROAD 6は中立からの倒し込みに抵抗を感じさせる味付けで、ブリジストン製ツーリングタイヤの軽くバンクするヒラヒラ感とはかなり違う。ツーリングでほぼ真っすぐなまま長時間走るタイヤとしての挙動という意味では、これはこれでありといえる。

ROAD 6はタイヤのハイトがT31と比べて高い。タイヤ交換後、最初にバイクに跨ったときにも感じたのだが、ガレージに戻ってきてそれを確信することになった。筆者は1400GTRをガレージに仕舞うとき、サイドスタンドで立てたバイクが地震で倒れないよう、右側スイングアームと地面に間に大きな木片を挟み込んでいる。T31では木片を挟み込む際にバイクを押して地面とスイングアーム下面の距離を広げて挟み込む必要があった。RAOD6ではバイクを押さなくとも、同じ木片が地面とスイングアーム下面にそのまま入る。ROAD 6の後輪タイヤハイトはT31に比べて少なくとも5~10mm程度は高いと考えられる。

取り外しておいたリアロングフェンダーとリアハガーを元どおり取り付けて、タイヤ交換イベントを終了した。

<2024/11/17追記>
総走行距離: 101,178km

このタイヤの皮剥きのため砧の二輪講習会に参加したところ、前述のとおりこのタイヤは中立付近からの倒し込みには若干の抵抗を感じさせる味付けではあるものの、一旦バンクさせるとかなり鼻先がグリグリ内側に入り旋回性がかなり高いことがわかった。そう言えば20年程前、ホンダCBR1100XXスーパーブラックバードで講習会通いをしていたとき、その頃履いていた初代ミシュラン パーロットロードでなんとか上級を走れていたことを思い出した。もはや筆者の年齢ではそこまで攻めることはできないが、このタイヤは往時のイケイケな時の感覚を思い出させてくれた。


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古いリアブレーキパッド厚み 新しいリアブレーキパッド厚み

実施日: 2024/11/06
総走行距離: 101,052km

リアブレーキフルードを交換中にリアブレーキパッドがかなり摩耗していることに気付いた。継続検査も近いのでリアブレーキパッドを交換しておくことにした。前回リアブレーキパッドを交換したのは2016年11月だったので、交換インターバルは8年0ヶ月(23,854km)となる。リアブレーキパッドを取り外して摩擦材の厚みを測ってみたところ、最薄部で約1.6mmまで摩耗していた。交換するリアブレーキパッドは新品ではなく、2014年09月に新品で取り付けて2016年11月にリアブレーキディスクローターを交換したときまで使っていた中古品(RKエキセル MGEA ALLOY X 868MA-X)である。その摩擦材の厚みを測ってみたところ、最薄部で約3.8mmあったのでしばらくは使えるだろう。交換作業はしつこいほどパッドピンがブレーキパッドの穴に通っていることを確認しながら行った。


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ブレーキ・クラッチフルード フロントブレーキフルード クラッチフルード
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クラッチフルード交換中 クラッチフルード交換中 排出したクラッチフルード
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リアブレーキフルード 黄変したリザーバータンク 排出したリアブレーキフルード

実施日: 2024/11/06
総走行距離: 101,052km

8回目(17年)の継続検査も近いので、ブレーキ・クラッチフルードを交換しておくことにした。前回それらのフルードを交換したのは2022年5月だったので、交換インターバルは2年6ヶ月(8,863km)となる。まずフロントブレーキフルードの状態を確認するためリザーバータンクキャップを開けてみたところ、ブレーキフルードはほとんど黄変していなかった。そこでこのまま交換せずに使い続けることにした。

次にクラッチフルードの状態を確認するためリザーバータンクキャップを開けてみたところ、クラッチフルードは若干黄変していたので交換することにした。エア抜きを省略するためリザーバータンク内の古いフルードを吸い取り、油圧ホース内のフルードは残したままリザーバータンクに新しいフルードを注ぎスレーブシリンダーブリードニップルから古いフルードを抜く。

最後にリアブレーキフルードの状態を確認したところ、かなり黄変していたので交換することにした。クラッチと同様にリザーバータンク内の古いフルードを吸い取り、油圧ホース内のフルードは残したままリザーバータンクに新しいフルードを注ぎリアブレーキキャリパーの2ヶ所のニップルから古いフルードを抜く。排出した古いフルードは最初に状態を確認したときより黄色くないように見えた。リザーバータンクそのものが黄変していたのでフルードがさらに黄色く見えたのかもしれない。


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エーゼット エンジンオイル ユニオン産業 オイルフィルター デイトナ ドレンワッシャ

実施日: 2024/10/14
総走行距離: 101,038km
交換パーツ:

項目 パーツ# 数量
エーゼット エンジンオイル 10W-40 MA2 MEB-012 4ℓ
ユニオン産業 オイルフィルター MC-615 1
デイトナ ドレンワッシャ 75395 1

前回のエンジンオイル交換からちょうど1年経ったのでエンジンオイル交換を行うことにした。前日にエンジンヘッドカバーガスケット交換を行ったので、エンジン内部にコンタミが侵入していることは想像に難くない。エンジンオイル交換にはちょうどいいタイミングである。交換インターバルは12か月(3,970km)となる。エンジンヘッドカバーガスケット交換作業終了後、近所を一回りしてエンジンオイルを暖め、ガレージに戻ってエンジンオイル交換作業を行った。

筆者はエンジンオイル交換時に毎回オイルフィルターを交換することにしている。サービスマニュアルには、オイルフィルターを交換すると、エンジンオイルの注入量は4.4リットルと記載されているが、そこまで入れるとオイル点検窓の上限を超えてしまう。そこで今回の注入量は4.0リットルとしておくことにした。エンジンオイルの銘柄が交換前と同じせいか、新しいエンジンオイルでもエンジンの吹け上がりやシフトフィーリングの変化はないに等しかった。


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バッテリーテスターBT2000 +端子カバー取り外し BT2000本体設置場所
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ホーム画面 CCA画面 クランキングシステム画面
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電圧推移グラフ画面 SoC推移グラフ画面 温度推移グラフ画面

実施日: 2024/10/14
総走行距離: 101,034km

  • Quicklynks BT2000 バッテリーテスター【\3,404】

今の1400GTRのバッテリー(古河電池 FTZ14-BS)は2022年3月に取り付けたもので、ここまで2年7ヶ月の使用期間となる。筆者はこの高価なバッテリーできるだけ長く使いたいので、エルマシステムの鉛バッテリー寿命延命装置エコピュアEX12V NS-12を取り付けてサルフェーションの発生を防ぎ、ガレージではOptimate 6バッテリー充電器でこのバッテリーを常に充電している。この充電器はバッテリーの電圧保持性能状態をLEDで示してくれる。新品時にはそのLEDが示す状態は「最も良い」だったが、今から半年ほど前からそれが一段階下がった。これが実際どの程度の劣化具合なのかを数値的に知るため、四輪車(トヨタ シエンタ)に取り付けたバッテリーテスターBT2000(以下BT2000)を1400GTRにも取り付けてみることにした。

BT2000の取り付けは+-のケーブルをバッテリー端子に直接つなぐだけである。しかしバッテリー+端子には既にかなりの数のケーブルがつながっていて、BT2000の+端子を取り付けるには、端子カバーを取り外さなければならなかった。BT2000本体は温度も測れるのでできるだけバッテリーの近くに取り付けたいが、適当なスペースがなかったのでガソリンタンク上の小物入れ内に取り付けることにした。

Optimate 6バッテリー充電器はメンテナンスモードに入ると、約30分間の充電と約30分間の放置を繰り返す。放置時の電圧は徐々に下がるが、それが次の充電開始直前までに12.70V以上に保たれていれば電圧保持性能状態が「最も良い」と判断するようである。BT2000が取得したバッテリー情報をBluetoothでAndroidスマホに転送し専用アプリ(Battery Master)で見てみると、次の充電開始直前の電圧は12.57V程度まで下がっていることがわかった。従って電圧保持性能状態が「最も良い」とは判断されないのだろう。バッテリー電圧から計算されるSoC(State of Charge、充電状態)もコンスタントに100%を下回る状態(99%~97%)となる。CCAは新品時に398(バッテリー固有の値は230)だったものが340~350程度に低下していたので、バッテリーの劣化は少しだが着実に進んでいるといえる。

トヨタ シエンタではスマホ上のアプリに表示されなかった「クランキングシステム」は、1400GTRでは表示された。これはエンジン始動のためスターターモーターを回すたびに記録されるもののようである。内容としては、スターターモーターを回した時間とスターターモーター作動中に低下するバッテリー電圧の最低値が示される。それに加えてスターターモーターを回す直前から、スターターモーターが回りエンジンが掛かってオルタネーターによる充電が始まるまでのバッテリー電圧変化の推移をグラフ形式で見ることができる。スターターモーターを回すときのバッテリー電圧の低下は、バッテリーの状態(SoCやSoH)が悪化すれば大きくなるので、それらの状態と合わせてバッテリーの寿命を知る手がかりになるだろう。

BT2000を取り付けておけば、バッテリーを車体から取り出すことなくバッテリーの状態を把握できるのは大変便利である。


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新デンソースパークプラグ IU27 旧デンソースパークプラグ IU27  

実施日: 2024/10/13
総走行距離: 101,034km
交換パーツ:

項目 パーツ# 数量
デンソー スパークプラグ イリジウムパワー IU27 067700-9280 4

エンジンヘッドカバーガスケット交換時にサブフレームを外したので、ついでにスパークプラグを新しいものに交換しておくことにした。前回の交換は2016年2月(76,186km)だったので、交換インターバルは8年8か月(24,848km)となる。古いスパークプラグを取り外し、かなり前に調達しておいたデンソーのイリジウムパワー IU27を取り付けた。エンジンヘッドカバーガスケット交換中のエンジンヘッドカバーが外れている間に作業を行ったので、エンジンヘッドカバーが付いている時に比べ、モノコックフレームとエンジンヘッドとのクリアランスが若干広く、作業は少しだけやりやすかった。


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エンジンヘッドカバーガスケット プラグホールガスケット/ヘッドカバーワッシャ リードバルブ/カムポジションセンサーグロメット
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二次エア供給装置エアホース カムポジションセンサーOリング シリコーン系シール剤
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フレーム/二次エア供給装置/スティックコイル エンジンオイル漏れ状態 エンジンオイル漏れ状態
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エアスイッチンバルブ点検 新旧リードバルブ エンジンヘッドカバーリードバルブベッド
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新旧IN側カムポジションセンサーグロメット 新旧ヘッドカバーワッシャ 作業終了無事復旧

実施日: 2024/10/13
総走行距離: 101,034km
交換パーツ:

項目 パーツ# 数量
GASKET,HEAD COVER(ヘッドカバーガスケット) 11061-0263 1
GASKET,HEAD HOLE(プラグホールガスケット) 11061-0977 4
RING-O(ヘッドカバーワッシャ) 92055-0143 7
VALVE-ASSY-LEED(リードバルブ) 12021-1130 2
GROMMET(カムポジションセンサーグロメット) 92071-0028 1
RING-O(カムポジションセンサーOリング) 92055-1639 1
TUBE, REED VALVE-ASV(左リードバルブホース) 92192-0376 1
TUBE, ASV-FRAME(エアクリーナーホース) 92192-0399 1
TUBE, ASV CAP(右リードバルブホース) 92192-0408 1
スリーボンド 一液常温硬化型シリコーン系シール剤 1211F 1

2019年12月(86,270km)にエンジンからのエンジンオイル漏れを修理するため、エンジンヘッドカバーガスケットを交換した。この作業から3年程はエンジンオイルが漏れることはなかったが、それ以降は再び漏れ出していた。エンジンオイルが漏れているのは、エンジン左前部分のエンジンヘッドカバーガスケットからで、これまでのエンジンオイル漏れと同じ場所である。特にここ1年ほどはエンジンオイル漏れの程度がひどくなり、駐車している間にエンジンオイルがエキパイに垂れてエンジン始動時に煙が上がるようになっていた。約一か月後には8回目(17年)の継続検査が控えていることもあり、再度エンジンヘッドカバーガスケットの交換を行っておくことにした。交換インターバルは4年10か月(14,764km)となり距離的にはかなり短い。

エンジンヘッドカバーガスケットの交換はエンジンヘッドカバーを取り外す必要がある。エンジンヘッドカバーを取り外すには、事前にカウリングだけでなくサブフレームやエンジンブラケット、カウリングステーやヒートガード、エンジンヘッドカバー上のコネクター類など、かなりの数のパーツを取り外す必要がある。これを行うには気力を充実させ、かなりの覚悟を持って取り組む必要がある。今回新しいエンジンヘッドカバーガスケットを取り付ける際に、長期的にエンジンオイル漏れが起きないことを期待して、エンジン左前部分のエンジンヘッドカバーガスケットの上下にシリコーン系シール剤を塗布してみた。これはサービスマニュアルには記載されていない作業となる。

今回の作業でいくつかのゴム製のシール類を交換したが、カムポジションセンサーのOリングも交換することを予定していた。カムポジションセンサーはIN側カム用とEX側カム用の2つがあり、両方ともOリングを交換するつもりだったが、EX側カム用のカムポジションセンサーがなぜか外れなかったのでOリングは交換できず、IN側カム用のみ交換した。また作業のついでにエキパイ取り付けナットを増し締めしたところ、明らかに緩んでいるナットはなかったが、8個中7個のナットが増し締めできた。振動でナットが緩んだのか、あるいはエキゾーストガスケットが痩せたのかはわからなかったが、二輪車定期点検記録簿にその項目があるように、やはりエキパイ取り付けナットは定期的に点検した方がよいだろう。

今回のエンジンヘッドカバーガスケット交換作業と同時に、エンジンヘッドカバーに取り付けてある二次エア供給装置のリードバルブとエアホースを新しいものに交換しておいた。二次エア供給装置は、主にエンジン低回転時にエアクリーナーを通った空気を排気ポート吸わせて未燃焼ガスを燃やすことで排気ガスをキレイにするものである。リードバルブはそのエア供給路内に置かれ、排気ポートからの排気ガスのエアクリーナーへの逆流を防いでいる。排気ポートにエアを吸わせる・吸わせないは電動のエアスイッチンバルブをECUが制御して行っている。今回エアスイッチンバルブを取り外して点検(電気抵抗値とバルブ開閉動作)を行ったところ正常に機能することが確認できた。

老化した筆者の集中力が下がったせいか、朝9時過ぎから始めた作業は日没までに終わらず、翌日に持ち越しとなった。翌日の午前中に残りの作業を終えて試運転に出かけてみた。特に作業前と変わったような感じはなく、またすぐにエンジンオイルが漏れてくることもなかったので、当面この状態で様子を見ることにした。


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冷却水LOWレベル HIGHレベルまで補充 ロングライフクーラント
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冷却水MEDIUMレベル 再度HIGHレベルまで補充  
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冷却水漏れ部分 冷却水の滲み 悲し気なイヌ

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ガソリンタンクキャップ取り外し 堆積したホコリ ホコリ清掃後
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オーバーホール中 オーバーホール中 オーバーホール中
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オーバーホール完了 オーバーホール完了 ガソリンタンクキャップ取り付け

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KTELノイズレスマイク 断線したケーブル 無事復旧

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インサートコイル加工キット 壊れたM5メネジ メネジ穴拡張(Φ5.2mm)
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インサートコイル用タップ立て インサートコイル挿入中 インサートコイル挿入完了
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M5ボルト挿入 M5ボルト挿入 インサートコイル加工完了

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DENALIランプステー ランプステー板厚 ランプステー取り付け
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ランプステー取り付け ランプステー取り付け ランプステー取り付け
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LEDドライビングランプ取り付け LEDドライビングランプ取り付け LEDドライビングランプ取り付け
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LEDドライビングランプ取り付け イエロー点灯状態 ホワイト点灯状態

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3.5mmステレオケーブル ケーブル劣化部分 Bluetoothヘッドセット

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タンクカバー裏面 粉状に剥がれ落ちたスポンジ 粉状に剥がれ落ちたスポンジ
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タンクパッド タンクパッド タンクパッド
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ケーブルクリップ タッチペンホルダー 小物入れカバー縁トリム

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新型PDA内容物 パイプクランプ形式スタンド オープニング画面
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設定画面1(中国語) 設定画面1(英語) 設定画面1(日本語)
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設定画面2(中国語) 設定画面2(英語) 設定画面2(日本語)
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DC-DC変換による発熱 BTオーディオレシーバー PDA/GPSアンテナ取り付け
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フロントカメラ リアカメラ 前後タイヤ空気圧センサー
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ライダー視点 ホーム画面(GPSアンテナなし) ホーム画面(GPSアンテナあり)
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フロントカメラリアルタイム映像 リアカメラリアルタイム映像 フロント+リアカメラリアルタイム映像
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USB-Cレセプタクル USB-Cプラグ+布テープ USB-Cで電源供給
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PDAリセットスイッチ PDAリセットスイッチ裏側 PDAリセットスイッチ給電側
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PET製保護フィルム貼付 ガラス製保護フィルム ガラス製保護フィルム貼付

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